一人暮らしの女性の防犯対策。犯罪の被害を防ぐ5つのポイント
2021.10.21

目次
外を歩くときにも防犯を意識しましょう
ポイント1 暗くて、人の少ない夜道は避ける
朝の出社や登校の時間は明るく多くの人が歩いているので比較的安全と言えますが、夜の帰宅時間は、暗くて周りがよく見えないうえに人も少ないので、ひったくりに狙われたり、ストーカーにあとをつけられたりする危険があります。
もし、自宅までの道のりに暗くて人の少ない場所がある場合は、できるだけそこを避けて別の道を通りましょう。
また、交番や夜も営業しているコンビニエンスストアなどの場所を確認しておくと、「不審な人にあとをつけられている気がする」というときに逃げ込むことができます。
ポイント2 歩きスマホやイヤホンは注意力が下がる
歩きながらスマートフォンを操作したり、イヤホンで音楽を聞いていたりすると、意識が画面や音楽へ向いてしまい、周囲の状況に注意が届かなくなりがちです。そのため、不審者が近づいてきても気が付かなかったりします。
もし、誰かがあとをつけていると感じたら、逆に友人などへ電話をかけるのもひとつの方法です。
「誰かがついてきている気がする」とあえて電話で話せば、不審者が狙っていたとしても、行動を起こしにくくなります。
ポイント3 帰宅時、玄関を開けるときは周囲を必ず確認
ドアのカギを開けるときが、非常に危険な瞬間です。ドアのカギに意識が集中して、周囲への警戒がおろそかになっています。犯罪者は、このタイミングを狙って女性の背後に回り、ドアが開いた瞬間に一緒に室内へ入り込むのです。
これを避けるには、カギを開けるときにうしろを振り返って、周囲を確認してください。自宅のブザーを鳴らしたり、「ただいま」と言って家族がいる演技をするのもいいでしょう。多くの犯罪者は、少しでもリスクがあると思えば犯行に及びません。
ポイント4 不審な人とエレベーターに乗らない
マンションのほかの住人と、同じエレベーターに乗り合わせることがあります。ところが、一緒に乗り込んだ人が住人とは限りません。女性の住むひとつ下の階で降りて、駆け足で女性の階へ移動し、家に入り込む瞬間を狙う犯罪者もいます。マンションの住人だと思い込ませて、油断させてから犯行に及ぶわけです。
もし、不審者が乗ってきてしまったら、エレベーター内を見渡せる入り口近くの壁に背を向けて立ち、いつでも非常ボタンを押せるようにしてください。また、自分の住んでいる階のボタンを押したあとでも、最寄りの階のボタンを押して降りてしまうのもいいでしょう。
ポイント5 個人情報を自転車などに書かない
地域によっては、盗難対策として、自転車に名前や住所などを書くように自治体が指導していることがあります。確かに、自転車が盗まれて乗り捨てされた場合、連絡先が書いてあれば戻ってくる可能性が高いでしょう。
しかし、見知らぬ人に自分の住所を知られてしまうリスクがあります。犯罪者は、わざわざあとをつけることなく、女性の住所を知ることができるのです。誰でも見られるところに個人情報を安易に書かないようにしましょう。