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LIFE AP ライフアップ コラム

電気料金に含まれる「燃料費調整額」とは何だろう。

2022.05.15

燃料費調整制度って何?

燃料費調整制度とは、火力発電に用いる燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の価格変動を、毎月の電気料金に反映させる仕組みのことです。

この制度は多くの電気事業者が導入しており、金額に関しては一律して同じ金額になります。

日本はエネルギー資源のほとんどを輸入でまかなっており、世界の経済状況政局の変化が燃料価格に大きく影響します。そのため、電気料金が完全に固定されたままですと、燃料価格が高騰したときに発電事業者が大きな損失を被る可能性があります。

燃料費調整制度では、燃料費の変動にあわせて変動する「燃料費調整額」が電気料金に毎月反映されます。ある3カ月間の平均額を基準価格と比較して、それより高ければ電気料金が上がり、低ければ下がる仕組みです。

燃料費調整額は電気料金の内訳(基本料金、電力量料金、再生可能エネルギー発電促進賦課金)のうちの電力量料金に含まれています。

燃料費調整の反映のタイミングは・・・

燃料の価格変動が電気料金に反映されるのは3~5カ月後になります

例を挙げると、2022年1~3月の平均燃料価格は6月の燃料費調整単価に影響します。その為、自分の手元にある最新のものの燃料費調整はあくまで少し前の平均燃料価格があるという認識で頂けると幸いです。

今は高くなるの?安くなるの?

正直高くなることが考えられます。

・コロナウィルスの影響により全国的に家庭での使用電力の増加

・ウクライナ:ロシア間での戦争の影響

上記2点が主な原因として、6月7月等の料金は高くなる事が予想されます。ですが、これに関してはどこの電力会社を使おうと金額が上がる可能性がある事は意識しておいた方が良いでしょう。

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